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よりよい社会への挑戦

ジュニアを育てる、それは指導者を育てること

―ジュニア育成について具体的な活動についてお聞かせください。

松口さんソフトテニスは、2013年5月から日本各地で「ヨネックスソフトテニスキッズアカデミー」を開催し、幼稚園児や小学生などにソフトテニスの楽しさを伝えています。ソフトテニスを始めて間もない方はもちろん、まだラケットを握ったことのない、これから初めてみたいという方も参加しています。

ゴールデンエイジと呼ばれる10歳以下の子どもたちの身体や神経回路の発達具合を考慮した指導プログラムにより、短いジュニア用ラケットやスポンジボールを使って楽しく安全に実施していきます。最大の目的は「ソフトテニスって楽しい!」と思っていただくこと。さまざまな遊びの要素も取り入れながら、楽しくソフトテニスにチャレンジしていただいています。

この「ヨネックスソフトテニスキッズアカデミー」は、テニスの「TENNIS PLAY&STAY」を参考にして始めたプログラムなんです。

松口友也さん

首藤さんテニスでは国際テニス連盟が開発した「TENNIS PLAY&STAY」というプログラムに沿ったジュニア育成があり、弊社でも毎月1回程度は全国で開催しています。テニスとソフトテニスでは、競技スタイルが似ているものの発祥や目的など、異なる点も多くありますが、同じラケットスポーツとしてジュニア育成に関しては通じるものがあるので、今後もこのようなプログラムを通じで共に活動の領域を広げていければと思います。

これに加えテニスの場合、世界的に注目が集まるプロスポーツであることから、愛好家のすそ野を広げる活動はもちろん、弊社では世界に通用するトップ選手を育てるということにも注力しています。それが2011年よりスタートした「YONEX VAMOS・J」育成プログラムです。中学生以下の世代を対象に、試合とクリニックを融合させたキャンプを全国で実施し、スキル、実践力の養成を後押しする「ヨネックスのネットワークを動員したテニス育成システム」です。スタッフも、小浦武志氏(日本テニス協会常務理事)や、竹内映二氏(元デビスカップ日本代表監督)など世界で活躍する選手を輩出してきた名指導者や、兼城悦子、岩渕聡、本村剛一など世界を舞台に活躍した元プロ、現役プロプレイヤーも参加し、ナショナルチームと遜色のないメンバーで指導にあたっています。

スポーツのすそ野を広げる一般的な社会貢献とは異なる活動ですが、世界に通用するメイドインジャパンのトッププロを育成する本プログラムは、各種メーカーの枠を取り払った弊社ならではの取り組みだと思います。

左から、齋藤絵里香さん、首藤康一さん

齋藤さんバドミントンもジュニア時代からトップ選手を育成できるようなプロジェクトがあればいいなと思います。国内屈指の指導者をはじめ、元・現役プレイヤーが参加することで、実戦さながらの"世界で戦う"メンタルを体験でき、ジュニアプレーヤーにはより強い刺激が与えられると思います。また、世界トップレベルのバドミントン選手が日本にいることで、競技者のモチベーションアップにつながりますし、今後の目標となると思いますね。

首藤さん弊社では、テニス、バドミントン、ソフトテニス以外にも、ジュニア育成として「ヨネックスジュニアゴルフアカデミー」を開催。ジュニアゴルフの普及・発展はもちろん、スクール・大会・イベントを通じて、子どもたちにゴルフの楽しさを感じてもらいながら、礼儀・マナーの向上やスキルアップを行っています。

また、"スノーボードを楽しむこと"をメインテーマにした「YONEX JUNIOR GROW UP PROJECT」は、小学生から高校生を対象としたレッスン会で、初心者から参加可能。ジュニア育成に精力的に活動する弊社コーチングスタッフが参加者の現状の技術を見極め、目標を聞きながら、参加者とともに当日の目標を設定。レッスン会の中で目標をクリアできるよう、指導を行っています。

松口さんジュニア育成について、基本は競技人口の拡大が目標となりますが、影の問題としては指導者の育成も叫ばれています。これからはジュニア育成と同時に、ソフトテニスでは指導者である学校の先生や関係者へのレベルアップも求められているのです。

齋藤さん私は、今女性をメインにしたレディースのバドミントン活動をサポートしていますが、ジュニアと同様、初めてラケットを手にする人にはスポーツの楽しさを伝えるとともに、競技レベルを上げるため、日々活動しています。その現場には、バドミントンを健康維持のためのスポーツとして楽しむ人、競技としてレベルアップを目指す人などさまざまですが、私たちの研修を体験した方の中から将来の指導者が誕生するような仕組みが欲しいですね。

齋藤絵里香さん

首藤さんジュニア育成とは切っても切れないのが指導者育成です。「YONEX VAMOS・J」育成プログラムでも各エリアから参加するジュニア選手はもちろん、指導者にも参加してもらうことで、指導方法や練習プログラムを学んでいただき、それぞれの指導に活かしてもらう試みを進めています。

2020年の東京オリンピック開催も控えているので、ジュニアに関して、また指導者の育成について、個人的には力を入れていきたいと思います。

首藤康一さん