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リーダーたちの未来図

スポーツは人間の本質

諸橋御社が今行っている眼とスポーツの重要性を広めていくスポーツビジョンプロジェクトとは、具体的にどういった取り組みですか?

村山氏スポーツに関わる視力検査や眼についてのセミナーを行っています。スポーツに必要な動体視力や瞬間視力などさまざまな視力を検査したり、競技と密接に関わる眼の仕組みについて知っていただき、パフォーマンスをあげるお手伝いをしています。目をトレーニングする機器もあるんですよ。将来的にはそういった機器を備えた車で各地をキャラバンできるようにしたいと思っています。

USF 代表理事 諸橋 寛子

諸橋まだそういった活動はあまりないので実現したらいいですね。例えば動体視力がトレーニングで改善できるものだとわかったら、前向きに頑張れますよね。

村山氏はい。今は、かなりわかってきていることも多くなってきてトレーニングできる部分もけっこうあるんですよ。そういったこともどんどん広めていきたいですね。

諸橋先ほど松山英樹選手について触れましたが、御社はトップアスリートへのサポートも積極的にされていますね。

村山氏アスリートをサポートする意義には2つのポイントがあると思っています。ひとつは自社製品のクオリティに対する証明です。記録や勝負にすべてをかけているトップアスリートにとって、少しでもパフォーマンスを下げる道具やギアは使わないことが一番大事なんですね。ですから世界のトップアスリートに支持されることが信頼性の証であり、彼らが使えるものでないと一般消費者に対してもお売りできないという当社の姿勢を表しています。

もうひとつは、子どもたちへのスポーツシーンにおけるサングラス着用の普及です。やはり最も影響力があるのはトップアスリートだと思うので、宮里藍選手、松山英樹選手、イチロー選手、平野歩夢選手をはじめ、将来世界へチャレンジしていく若いアスリートたちも積極的にサポートしています。

諸橋たしかに。どんなに眼を大事にという啓蒙活動をするより、憧れのアスリートの姿を見て、子どもたちが自発的にああなりたいと思うのが一番強く早く伝わりますね。ところで村山社長が考えるトップアスリート像とはどんな人ですか?

村山氏そもそもスポーツとは何ぞやという話になるのですが、人間は動物なので動かないと死んでしまいますよね。人間の精神は動くということと密接して健全なサイクルを保っているのだと私は思っているんです。それで動くということを体系化したものが運動で、運動を文化的にしたものがスポーツだと思うんですよね。

そういった意味でスポーツをするというのは、人間の本質なのではないでしょうか。だから一生懸命、純粋に、本質的にスポーツに取り組んでいる方が真のトップアスリートだと思っています。よく言われる「トップとしてふさわしい人間性」とかそういうことは、個人的には言いたくありません。人間性はさまざまですから、時には反逆心があってもかまわないと思ってますよ(笑)。

諸橋人が本質を究めようとするひたむきな姿というのは美しいですよね。スポーツは人間にとって根源的なものであるにも関わらず、今、子どもたちのスポーツ離れがどんどん進んでいるという現実があります。人としての本能が薄れてきたのではと思ってしまいますね。私はそれほど深刻な問題だと捉えているのですが。

村山氏そのとおりですね。スポーツ離れは文化的な問題という以前に、生き物としての進化の過程において大丈夫なのかなとさえ思ってしまいます。

諸橋当財団としては、子どもたちに面白かったでも感動したでもどんな理由でもいいから、一度やってみようかなと思ってくれたり、運動が苦手な子でも自分は自分なりの体の動かし方を楽しもうという機会を提供していきたいと奮闘しています。イベントなどで、アスリートが目の前でボール蹴るだけで迫力が全然違いますから、子どもたちも眼を輝かせて喜ぶんです。人生の中で一度でもそういう驚きや感動を体験することで、何かの気づきがあったらと思っています。

村山氏きっかけひとつですよね。本来はだれでも身体を動かすことは好きなはずですから。子どもたちの心にフックすることを提供するのがUSFさんの役目であり、我々もこれからやっていかなくちゃいけないなと思いますね。

私自身、学生時代に夢中になったサッカーを通じて、チームワークやリーダーシップなどさまざまなことを学び、ビジネスの場面でそれが活きていると実感していますから、スポーツを通じて成長する喜びを多くの子どもたちに知ってもらいたいですね。